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  • 執筆者の写真Misawa Sayaka

横山幸雄サロンコンサート

今月、9月12日に当サロン名誉顧問に就任された横山幸雄先生のサロンコンサートを開催いたしました。

"前人未踏の偉業をなしつつある稀有なピアニスト"

と、表現させていただきました。


【プログラム】

ベートーヴェン:

ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 Op.31-1

ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調「テンペスト」Op.31-2

ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 Op.31-3

【横山幸雄プロフィール】 1990年ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞以来、 人気実力ともに音楽界をリードするトップアーティストとして活躍。 2010年に、ポーランド政府より、ショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパンパスポート」が授与される。 同年「ショパン・ピアノ・ソロ全166曲コンサート」および2011年には「212曲」を演奏し、 「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」としてギネス世界記録に認定。 この公演は毎年少しずつ形を変えてゴールデンウィークの恒例コンサートとなる。 2013年からベートーヴェン生誕250周年に向けてスタートした「ベートーヴェン・プラス」や、 2015年、パリにおいてラヴェル生誕140年を記念し全曲演奏会を成功させるなど、 数々の意欲的な取り組みにより高い評価を確立している。 CDは文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等、栄えある賞を受賞。最新CDは「雨だれのプレリュード」(ソニー・ミュージックダイレクト)。

>1990年ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞

>「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」としてギネス世界記録に認定。

ってサラッとプロフィールに記載してありますが、

いやいや、とんでもないことですね…!汗

あのショパンコンクールを最年少で入賞し、

ギネス記録を持ってらっしゃるピアニストは、私が知る限り横山先生だけです。

さらに、横山先生の尊敬すべき点は

ショパンコンクールに入賞してから、ギネス記録を取ってからをスタートとして活躍の幅を広げられているところです。

そのご活躍の詳細を、以下ご紹介文にも記載させていただきました。

>毎年恒例になっているゴールデンウィークの「入魂のショパン」では、午後1時から9時まで正味6時間、すべて完全に暗譜で、しかもパーフェクトな名演奏を成し遂げています。 横山幸雄のコンサートでは毎回そうですが、6時間でも10時間でも、演奏時間には関係なく、すべて暗譜で取り組み、すばらしい演奏を披露します。 おそらく現在、このように自由自在に、極上のショパンをパーフェクトに弾けるピアニストは世界中を探しても横山幸雄以外にいないと思います。

普段の横山幸雄さん以外のピアノのコンサートでは、正直なところ「またショパンか…ショパンではなくバッハが聴きたい…」となってしまったりするのですが、横山幸雄のショパンはやはり凄い! 随所で鳥肌もの! やはり王者の貫禄です!(もちろんショパンだけではなく、今後のさまざまな取り組みを大いに期待せざるを得ません)

世界でも稀有のピアニストと書きましたが、横山さんほど日本人の感性の美しさをピアノで表現できている人もわたしは知りません。 極上のバランス感覚をそなえ、清潔で、緻密で、正確で、透明で、美しく、儚さ、侘び寂びさえも感じさせるところがあり、決して行きすぎることのない絶妙な中道を保つ…これらには日本人としての感性が深くかかわっているのではないでしょうか。 それだけではなく、横山幸雄さんのワイン好きも関係しているはずです。横山幸雄さんの演奏は、とても上質な極上のワインの味と薫りが漂っているといってもいいと思います。(株式会社ILA代表・渡辺公夫)

どうしてもコンクールというと、コンクールで燃え尽きてしまって、その先の音楽家人生を終えてしまう人も残念ながら見受けられます。

それほどに重圧や、クラシック音楽業界の厳しさは並大抵のものでは無いということなのだと、思います。

もしくは、自分だけの世界のみになってしまい、聴衆と演奏者との音楽を通してのコミュニケーションを忘れてしまい、どんどん自分一人の世界観だけで生きてしまう人もいるでしょう。

(しかし、それも個性なので決してわるいことではないとは思います!笑)

そんななか、横山先生はご自身の音楽家人生を通して

音楽家としての一つの模範ともいえる理想的な生き方を体現し、音楽家として生きることを決めた人たちに示してくださっているのです。

音楽家としての挑戦、お客様に喜んでいただくための工夫、音楽を志す者への教育活動。

リアルにこの世界で生きる演奏家、教育者、経営者としてまさに大活躍な横山先生に名誉顧問に就任いただけたので、本当に感謝すべきことのほかありません…!

(そんな感謝の言葉と贈らせていただき、サロンの感想をいただいている様子です↓)


美竹清花さろんでは当サロンに集まってくださっている若い演奏家さんからは、一切の金銭をいただくことは決してありません。

100%も、1000%も、演奏家さんに還元しています。

この姿勢は今後も不変です。

美竹清花さろんは、あくまでも、

「演奏家の、演奏家による、 演奏家とそのサポーターのためのサロン」

をめざしています。

そんなわたしたちのミッションにのっとって設立し、運営を始めているからこそ

横山先生にも共感してくださり、このたび名誉顧問ご就任のご了承もいただくことができました。

また、美竹清花さろんに集まってきている若い演奏家さんも、演奏家さん同士の紹介、口コミのみによって、安心し、信頼してくださり、続々と集まってきてくださっています。

さて、前置きが長くなってしまいましたが

今回の横山幸雄先生による"真"の特別こけら落とし。

オープンしてから「こけら落としシリーズ」と称して

第一夜から現在、第八夜まで終演いたしておりますが、

美竹清花さろんでは日本の歌舞伎座のように、オープンから一年間をこけら落とし興業とします。

そのため、まだまだこけら落としが続きますよ…♪笑

やっと本当のこけら落としができたと、少しばかり胸をなで下ろしておりますが

やはり、横山幸雄はスゴい!!

まさに王者の貫禄、他を寄せ付けない圧倒的な臨在感!!!!

七色の音を使い分ける完璧なテクニックとでも表現したらよいのでしょうか!

もう何も言葉はありません。

(↑なんて弊社の代表渡辺は表現してますが…まさに異議なし!見澤も同感です。)

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調「テンペスト」Op.31-2

こんなに美しいテンペストは聴いたことありません。

テンペストとは嵐ではなく、雨の後の太陽の温かさを想うような響きの豊かさが魅力的な曲だったのか…と気付くような演奏でした。

アンコールはシューベルトの即興曲第3番。

こちらもシューベルトの歌心あふれる大好きな曲なのですが、

これほどまでに、美しく、切ない長い旋律に心を深く動かされるものかと…!

(会場も温かい空気に包まれました。)


音楽の持つ力は、やはりすごいです。

オープンしてから、うまくいく面となかなか厳しい面。

まだまだこれからなのはわかっていますが、眉間にしわを寄せる日々も続いています。

が、

この音楽一つで日々日々心についてしまったスモッグを、すべて溶かしてくれるようです。

私にとって音楽は、浄化だ。(笑)

というよりも

“感動”する力は、心を浄化する作用もあるようですね!

良いことも悪いことも、何でもない。

すべて受け入れられる。

そんな気になれるのは

音楽が大きく包み込んでくれるからかもしれません。

私の仕事において、音楽での"お勤め"は外せないようです。

そんなことを再確認できた横山先生のサロンコンサートでの感動を胸に、また仕事に励むのでした。

そして今月9月30日はそんな横山先生のお弟子さんでもある五十嵐薫子さんが登場☆彡

ショパンが好きなあなたに朗報…!!

なんと、ショパンのエチュードOp.10を全曲演奏します!!

このプログラム、彼女の情熱を感じますよね。

詳細は→こちら

お申し込みは→こちら

さて、こけら落としシリーズ

まだまだ行きますよ!


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