って良く言われてきました。
去年の、いや一昨年くらいから
どうしようか、どうしようかと・・・
ここは思い切って私が弾くかぁ〜!!
なーんて
いやいや、冗談じゃないでしょ。
やっぱり有名演奏家の方にお願いしましょうかしら。
けどそれも一般的過ぎるなぁ。
ずっと迷っていた段階でしたが
この度、しっくりと来まして
決まりました!!
美竹清花さろん 柿落とし【第一夜】は・・・
「千葉 遥一郎 ピアノコンサート」
です!!
・・・・。
「はて?誰かね?」
と思ったあなた。
良い反応をありがとうございます。
千葉さんは現在、東京藝術大学の2年生。なんと弱冠20歳のピアニストです。
しかし
ピアノの前に座ればそれを忘れさせてしまうくらいの演奏に
驚きの一言・・・!
私が彼の演奏を初めて聴いたのが昨年2016年の10月30日。
第85回、日本音楽コンクールの本選でした。
彼が演奏したのは
プロコフィエフ ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16
最初から最後までプロコフィエフの音で弾き切り
驚くべき集中力と、聴衆を魅きつける魅力に
思わず
「ブラーボーーーー!!」
(その時の記事がこちら)
何か、プロコフィエフの伝えたいメッセージを表現しようという
そういった"音楽家の魂"のようなものを感じました。
これは、すごい才能です。
ステージの上ではその人間離れした技術と天性の才能に
「怪物?!?!」
なんて思いまして、
会社の人といつの間にか勝手に「怪物くん」とネーミングしていたことは内緒。笑
そして
実際、千葉さんにお会いしてみたら、、、
怪物どころか
めちゃくちゃ好青年ではないか!!
しかも音楽のことを話し出すと
目がキラキラして、純粋そのもの・・!
一生懸命に作曲家が今世の私たちに遺して下さった作品、楽譜という名の遺産から、インスピレーションを受けようというアンテナが素晴らしいものを持っているなとすぐにわかりました。
どこか謙虚な姿勢と、音楽への愛情に溢れる彼に
もう自信を持って
サロンの柿落としを頼もう!!
そう決めました・・・!!
美竹清花さろん竣工前のキックオフのコンサートは
黒岩航紀さん、五十嵐薫子さんで圧巻のラフマニノフを聴かせてくださいました。
このお二人の素晴らしい演奏に心打たれて
美竹清花さろんのミッションはさらに固まりました。
「才能溢れる若手演奏家のための音楽サロン」
また、お客様にとっては
「"本物"の音楽に出逢える場」
として。
そして、個人だけの世界ではなく、そこに集まるお客様や音楽家同士のコミュニケーションを通じたサロン活動は大きな発見と感動を共有する場となることでしょう。
なのでサロンが認める特別な演奏家さんには、
企画や演奏などをドンドンやって行って欲しいと思ってます。
まさに心、言葉、音楽、そしてコミュニケーションを大切にした
サロン活動の場としての音楽サロン。
中世ヨーロッパ風です(?)
最初は、たくさんの音楽を愛する音楽家さんに分け隔てなく、どんどん使ってもらおうと、そう思ってしましたが
実際そのような貸し会場は五万とあります。
そして、そうゆう運営をしてしまうと
便利だとか価格が安いだとか、そういった表面的で機能的な要素だけが判断基準になってしまって、なんの特徴もないサロンになってしまいます。
せっかく自社ビルなので、単なる貸し会場にしてしまうのは、到底もったいない話し。
貸し会場が増えている一番の問題は
音楽業界の需要と供給のバランスが崩れているということでしょう。
(もしかしたら演劇や絵画の世界もそうなのかも?)
音楽家を名乗る人はたくさんいますし、エージェントに入って演奏活動をしている人もたくさんいますよね。
ただ、明らかに供給過多になってしまっています。
実例を挙げますが、ライブハウスはひと昔前、アーティストのファンというよりはライブハウスのファン(「箱のファン」)がいて経営が成り立っていました。
しかし今はアーティストにチケットノルマを課してアーティストが一生懸命自分のファンを作らないと成り立たない状況となってしまっています。
そして、クラシック音楽業界も同じような動向になってきているなと感じます。
だからと言って
一生懸命自分のファンを作ろうとすることは大事なことだと思います。
人は一人では生きていけませんから。
演奏家だって、どんなに良い演奏をしたとしても無人島で演奏しては、意味のないことです。
なので、ファン作りはとても大切なことだと思います。
(むしろそれは我々運営の重要な役割だとも思いますが。)
けど・・・
それだけってことないでしょ?!
そもそも
ファンができる仕組みって、表面的にSNSでプロモーションすることだけではないと思うんです。
やっぱり最後まで残るものって
"本物"しか残りません。
そういう意味では、中長期的に"本物のファン"をつくっていって欲しいと思うんです。
最近は音楽以外の要素で集客しているなぁと思うことが多いのですが
戦い方、フィールドはいろいろあって良いと思いますが
やっぱり"音楽"で勝負して欲しいと思うのです!!
(みんなそれぞれ良いもの持っているんだから〜!)
美竹清花さろんではそんな"本物"の演奏家さんが集う場としての運営をしていきます。
エージェントのように与えられる仕事ではなく、演奏家さん自身が創っていく仕事を・・・
関わる演奏家さんが自分たちの"創造の場"として活用していって欲しいと思っています。
そういう意味ではエージェントとは逆の発想と、いえるのかもしれませんね。
5月27日のこけら落とし【第一夜】の演奏をしてくださる千葉 遥一郎さん。
ご紹介は次の記事に投稿します。