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執筆者の写真Misawa Sayaka

パーヴォ・ヤルヴィの新たな一面

2016/12/5

N響の首席指揮者でおなじみパーヴォ・ヤルヴィのコンサートです!

が、

今回はパーヴォ・ヤルヴィにゆかりのある室内サイズのオーケストラ

ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団での演奏でした。

なんと、もう10年以上の関係!

ある意味で、お互いに気心知れた仲。

サントリーホール

【プログラム】

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

ヴァイオリン:樫本大進

ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61 (ヴァイオリン:樫本大進) ------------------------------------------------------------- シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」

プログラムは

ブラームス、ベートーヴェン、とドイツ三大B(バッハ、ベートーヴェン、ブラームス)のうちバッハを除く2人

そして、シューマン!

なかなか興味深いプログラムです(^-^)

最初の曲は、ブラームス。

出だしの一音が今でも鮮明に覚えているくらい、、、

温かい・・・!!

そして、曲が進むにつれて一緒に音楽を作って行ってる というのを猛烈に感じました。

共に音楽を作り上げること、音楽を演奏する人にとっては

初めて喜びを感じる大事な要素でもあります。

指揮者とオーケストラの心が通っている感じが、聴いていて心地よかったです。

パーヴォ・ヤルヴィと、このオーケストラの縁の深さが音楽にも現れているようでした。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲はベルリンフィルのコンマスである樫本大進。

先日、服部百音を聴いていたのでヴァイオリンの音色の違いを楽しめました♪

低音の力強さが素晴らしかったです。

そして、最後にシューマン。

シューマンの交響曲って正直私はあんまりピンとこないことがあります💦

音が重なりすぎているというか、、、

けど、今回のシューマンはラインという名のごとく、ライン川の壮大な風景が浮かぶようでした。

メロディの美しさが際立っていたのと、こんな素敵な一面もあるんだぁとハッとする部分が数多くありました。

ただ、アンコールを聴いて

やっぱりブラームスが良いなぁと思った私です。笑

ハンガリアンダンス‼️

いや〜

面白い!!

パーヴォ・ヤルヴィでもこんな演奏するんだぁーーー!!

驚きでもありました。

いつもN響で聴いているパーヴォさんは

鮮烈で清潔感があって、細部にわたるこだわりと緊張感が冴え渡った演奏ですから

私が知っている彼の演奏のまったく違った一面を発見!!

テンポの動かし方から、表現から、

パーヴォさんが今この瞬間やりたいことが詰まっているような演奏。

肩の力をうんと抜いて、うまい下手ではなく

純粋に良い音楽だなぁと思えました!

もちろんいつもの切れ味は健在!!


指揮者✖️オーケストラ で化学反応が起こっちゃったなぁ。。。

組み合わせって面白いです!

スタンディングオベーションも止まずでした!!

「ブラーーーボーーーー!!」

おもわず終演後のサイン会にも参加。

思わず会場に居合わせた人と感動を分かち合うように熱く語っていました。

誠実で堂々をした眼差しが全てを物語っているようでした✨

こんなカッコイイ50代いないでしょ!!笑

パーヴォさんの演奏は聴きに行けば行くほど好きになっていきます。

次回は来年かな!!

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