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執筆者の写真Misawa Sayaka

ドイツで最も愛されているオーケストラ

2016/11/3 バンベルク交響楽団 

サントリーホール

【プログラム】

シューベルト:交響曲第7(8)番 ロ短調 D759 「未完成」    *** ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op.68 「田園」

2016/11/4 バンベルク交響楽団

オペラシティコンサートホール

【プログラム】

モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 K.338 (当初予定しておりました、ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」op.84序曲から変更となります)    *** ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調

バンベルク交響楽団

ヘルベルト・ブロムシュテット指揮の演奏会を2公演聴きに行きました!

コントラバスはいつもこの配置に置いてありましたが、

こだわりなのかしら?!

前情報として

かなり厳格な人(それも生活面では宗教上の理由で菜食主義者など)

音楽面ではフレーズがとってもクリアで鮮烈だと聞いていました。

実際は・・・?!

というところですが・・・

この通り !!!

スタンディングオベーションの嵐~~~!!!

特に11/4のブルックナーの時は会場騒然でした\(^o^)/

ブロムシュテット氏、現在89歳!!

とても高齢とは思えないほど、素敵な男性といった印象✨

しかもその厳格さは

音楽に対する真摯な姿勢に通じているのだと、わかりました。

よくオーケストラと指揮者がちぐはぐしている演奏がありますが、

今回はそれを微塵も感じません!!

お互いに信頼し合って、音楽を作り上げていました。

なんでもブロムシュテットはトレーナーとしての能力にも秀でており

オーケストラを統率するタイプの 「オーケストラビルダー」 としても有名なんだとか。

今回のバンベルク交響楽団のことも、よく分析し、良いところを最大限に引き出し、音楽を作っていました。

インタビューで話す様子を見ても、それがわかりますね!

バンベルク交響楽団はドイツのバイエルン州バンベルクに本拠を置いて活動しているオーケストラです。

ドイツは今年の夏に行きましたが、

ドイツの国の中でもバイエルン州がもっとも人口が多く

BMWやアウディの本社があったりとドイツの経済基盤となる場所でもあるという話を聞きました。

そんなバイエルン地方の代表的なオーケストラとも言えますね!

しかも驚くべきは

バンベルクの音楽文化。

バンベルクの人口7万人に対してオーケストラの定期会員はなんと7,000人!!

なんと10人に1人は会員なのです。

日本に限らず、どこの国でも

なかなかこれはあり得ないことでしょう(⌒-⌒; )

街の人々がみな、音楽を愛しているということが

この数字から一目瞭然‼️

確かにバンベルク交響楽団の演奏は、ドイツ的というだけではなく

田舎の温かさ みたいなものがありました。

ブルックナーの音楽の持つ田園的な雰囲気がバンベルク交響楽団にピッタリ!!

オレの演奏を聴けーー!という主張ばかりが強い音ではなく

プレイヤーとオーディエンスが一体になって音楽で空間を作って行きましょう!

という優しさ持ったニュアンスが伝わりました。

(いや、私は「オレの音楽を聴け系」も、決して嫌いじゃないですよ?笑)

だから最後は

みんな温かい気持ちになって、

演奏者だけにブラボーではなく

そこにいるみんなにブラボーを飛ばすかのように

一同スタンディングオベーション。

とにかく、拍手が止まりませんでした!!

こうゆう空間っていいなと思えた貴重なコンサートでした。

バンベルク交響楽団の楽団員の人も

なんと人柄が良いこと!!\(^o^)/

ハアーイ♪

終演後、握手してもらいました。

コントラバスのすぐ近くの席に座っていたので、

コントラバスの音が良く聞こえました!!

弦楽器の低音、体に響く感じがたまらなく良いです♡

低音ってオーケストラの基本だなー!

ブロムシュテットさんもバンベルク交響楽団も

すっかり大好きになってしまいました!

今度ドイツに行ったら、

バンベルク交響楽団の持つ大きなホールで是非本場で聴きたい!!

やっぱり本場でもブルックナーを聴きたいなぁ。

やりたいことリストに追加だわ。

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